考えてるみたいだけど、分からなくなってる美月ちゃん。

「ま、まさか私のことが・・・・・・」

「違うよ! 友達として美月ちゃんのことが一番大好きだけどね」

そう言うと美月ちゃんは、胸を撫で下ろしホッとしてる。

「じゃ、じゃぁ誰なの?」

「今まで黙ってたんだけど、私の好きな人は担任の吉岡拓也先生」

そう言うと、口をあんぐりと開け、美月ちゃんは驚いている。

「し、知らなかったよ。だって、皆で先生の会話してる時、沙知ちゃん話に乗ってこなかったじゃん」

そう、あの時私は恥ずかしかったのだ。