私の想い貴方に届け〜勇気をくれたのは貴方でした

その日から、私達は先生と生徒の関係ではなく、カレカノという関係に変わった。

帰り道、本当なら友達とカラオケに行く約束をしていたけど、行けなくなったことのメールを入れる。

親友の美月ちゃんに伝えたところ、「良かったじゃん! おめでとう」ってとても喜んでくれたので、凄く嬉しい。

今度お祝いしてくれることになった。

先生は私のことを「沙知」と呼ぶ! 慣れてないから何だからむず痒く照れくさい。

私は先生のことを「拓也くん」と呼ぶ! 慣れてないから恥ずかしくなるけど、下の名前で呼んで欲しいとお願いされたのだ。

「ほら、彼女何だから離れてないでもっとこっち来なよ」

「えへへ・・・・・・はい」