未完成の心。


── 涙唯side ──

「外の空気っていいね。」
「そうね。」



屋上に来た私達は近くのベンチに座った。



そこから沈黙が続いた。


でも気まずいとは思わない。


でも涙羽と過ごすこうゆう時間がいちばん幸せだった。



「涙羽、私寝るわ。」
「じゃあ私も。」



私たちはお互いにそう言うと座ったまま眠りについた。