「じゃあ、かけようぜ梨桜」

「おう、じょーとーじゃねーか!」

「俺が買ったら今度飯おごれよ、ついでに希穂のも」


髪をしばり終わった萊が自慢げに胸をはって梨桜と向き合った

それに対抗してふざける梨桜


そんな2人をよそに静かに首を振る

揺れるポニーテールは一部を三つ編みをされている


「おっしゃ!萊が内田に勝てたら、萊の勝ちでいいから」

「ん、上等
ってか、俺サッカー部だよ?ナメてんの?」

「希穂はどっちに賭ける!?」


話を振られ、肩を揺らす

目だけを梨桜に向けるときらきらとこちらを見ていた


「………お二人でどうぞ」

「うん、想像通りすぎる」