「え…ちょっ、きゃ」 離れようとした私の体を、蒼は引き戻して蒼の体にくっつけて、 ー思いっきり抱きしめられた 「あおい、私、ないちゃう」 だから、離してよ。離れたくなくなっちゃうよ。。 「詩音」 そう言った蒼の言葉が響いた。初めて名前で呼ばれた。いつも「おい」とか「ねえ」とかだったのに。 ああ、もう…