すっきりしない空の下、中央病院で木下さんと会った僕は、自分の家への帰路についていた。


 あの時木下さんは、星に帰ると言っていたが、彼女は長くてあと1週間で星になるのだろう。


 まさか、木下さんが。


 木下さんの星って、なんて言う名前だっけ。


 …そうそう、サンダーソニア星だ。


 そして僕はおもむろにポケットからスマホを取り出して、操作をし始めた。


「…っ!?」


 僕は、画面に出たことを見た瞬間、目を見張った。