あれから学校からの倉庫がなぜだか当たり前になってきてしまっていた。

しかし、眠れない日が何度も続き授業中も倉庫でもうとうとすることも多くなってきた。

授業には参加したくないのにシロが参加しねーと単位やらないなんて言うから…

それに仁達も、さすがに月光の先代であるシロには逆らえないらしい。

眠そうに参加している。

それにしてもほんとに眠い。

シロが少し心配そうな顔で私の方を見てくる。

だからシロがいる学校には行きたくなかったのだ。

もう心配かけたくないのに…

家でも寝れたと思ってもまたあの夢を見て目が覚めるの繰り返しだった。

寝たくても寝れない。

気づいたら放課後、気づいたら倉庫。

ほんとにこんな毎日だ。

それに今日は特に酷い。

体は疲れているのに眠れない。

「ねーね最近柚ちゃん寝不足?
うとうとしてること多いよね?」

『いや、そんなことないよ勇太。』
実際かなりの寝不足だ。

だからといって寝ることも出来ない。

そうは言ったものの寝不足だから眠いのはしょうがない。

結局またうとうとし始めた。

「お前、そんなに眠いなら俺の部屋で寝るか?」

『仁の部屋…?』
そっか、総長だから自分の部屋があるのか。

そうしよっかな…

「え、仁さんが総長部屋に女を誘った…」

翔がそう驚いた顔をして言った。

ほかの奴らも動きが止まっていた。

何か、そんな驚くようなこと言ったのかな?