うちの会社は小鳥遊商社。小波財閥と同じくらいでっかい会社。


親父が俺に跡を継がせようとしてるけど俺は嫌だ。





「月くん、大丈夫?顔色悪いけど、疲れた?」



「あ、いえ大丈夫です...」



「そう...?無理しないでね。」



「はい。」



そう言うと月さんは仕事をつづけた。



無理してるのはどっちだろう。



「ねぇ、月さん。気づかないと思った?」




「へ?」