最近 雪夜は私と接する時、避けてるような…どこか ぎこちない



目が合うと、すぐに逸らされてしまう…いつからだろう



そうだ…



バイト終わりに鈴香が雪夜に会いに来た日くらいから、雪夜は私と距離を置き始めた




バイトが終わり いつも更衣室の入り口で待っていてくれていた雪夜は もういない




私…雪夜に何かしたかな……



肩を落として駐輪場へ向かうと、雪夜がヘルメットを手にしてバイクに凭れかかっている



「雪夜…」



「あのさ…、俺ん家にある お前の私物…片付けたから今度、取り来てくんね?」



そう言った雪夜は、決して私を見ようとしなかった



「……わかった」




今まで そんな事 言わなかったのに…



でも、いい加減 いつまでも そのままにしておくのもいけないと思ってたから丁度いい



来週中に雪夜のアパートに行く事を伝えた