✧*。最愛✧*。



タラリと流れる汗に気づかないふりをした




カウンター越しに立った男が私の方へ腕を伸ばした時 ホールから戻ってきた雪夜が私を庇うように立ち塞がった




「困るんすよね。店で騒がれた挙句、スタッフにまで手を出されると。早く出ていかないと、本当に警察呼びますよ?」




雪夜の背中に安心している自分がいる




「若、人が集まりだしました。行きましょう」



「……あぁ」



逃げ込んだ男を二人の男が拘束し店から連れ出す



『若』は私を じっと見つめた後、踵を返して二人の後を追って店から姿を消した