─────── ─────… 『…加恋?』 「…」 廊下から、お母さんの心配そうな声が聞こえる。 まぁ…それもそうか。 家に帰ってきたわたしは、一言も話さず部屋に入って…1時間以上が経ったのだから。 『…加恋?ご飯にしましょう?』 「…」 なにも答えないわたしに、お母さんはもう話しかけても無駄だと思ったのか… .