『…大丈夫だよ。いつか、きっと思い出してくれるって!』 「…うん。ありがと…」 “きっと思い出す” そのことを信じて、過ごしていこう…。 ─────── ─────… 「蓮ー…?」 軽くノックをし、ガララ…とドアを開けると 『あ…姉ちゃん』 蓮の笑顔があって、少しだけ泣きそうになった。 .