《蓮ね…わたしの記憶だけがないみたいなんだ…》 自分で書いたメールを見て、少しだけ悲しくなった。 ─ブーッ…ブーッ… メールを送信してから、30秒も経たない間に携帯が震える。 画面を見ると…着信? 「はい」 『…加恋?』 「柚来…どうし…『嘘でしょ?』 え…? .