ニコッと笑って言うと、しばらく呆然としていた蓮が、ハッとしたようにドアを閉めた。 ─カチャ… 「…へ?」 今の…鍵の音…? わたしが驚いていると、蓮は机に鞄を置いてわたしの隣に座った。 『こういうの…やめて』 「…」 嫌…だったかな。 勝手に部屋に入られるの…。 .