「ッ…それ、やらぁッ…」

智明の柔らかい唇が私の体に優しくキスを落とす。

その感覚が気持ち良くて、でもちょっぴりくすぐったくて頭の中がおかしくなりそうだった。

「蛍、可愛いよ。もっと顔見せて」

「恥ずかしいから、見ないで……」

「何にも恥ずかしくないよ。だからほら、ちゃんと顔見せて」

ほんとこの人は、どこまでイケメンなんだろう。

智明の顔を見ただけですっごい安心できるし、この人になら体を任せても大丈夫だと心から思える。

久しぶりということもあり、私は全てを智明に委ねてただ快感を貪った。

「蛍、大丈夫?」

「大丈夫なわけないでしょ…」

「ごめんね、無理させすぎた」

「別にいいけど、明日は甘やかしてよね」