思い出をくれたキミ

 高校になって初めての文化祭。


 私たちはお城を作ることにしたんだ。


 みんなで協力して、しっかりと完成させることができたね。


 その準備中、キミは私に話しかけてくれた。


 キミと話す間、私の心臓は鼓動が速くなっていったんだ。


 そして夜。ベッドに入ってからも、キミと話したこと、キミの声、キミの笑顔が、ずっと頭から離れなかったよ。


 それで気づいたんだ。


 私はキミが好きなんだってことを。