俺だけに見せて




「亮くん、知ってた?」


「ん?」


「亮くんって、子供の頃から
 私のほっぺをツンツンした後は、
 恥ずかしそうに
 首の後ろをさする癖があるよね?」




は?

俺、そんなことしてるか?

って、してるし。
今まさにさすってるし。



「亮くんの照れた顔、
 私だけが独占したいって
 ずっと思ってたんだよ」





可愛いやつ//////

独占しろよ、俺のこと。




な~んてかカッコいいセリフは
俺の喉止まり。


照れ隠しでまた
首の後ろをさすってしまう。






幼馴染みを卒業して

恋人になった俺と陽菜。



カーテンが
俺たちを隠してくれていて安心した。



だって



「帰り……

 手を繋いで帰りたい……

 亮くんと……」




頬を赤らめて

恥ずかしそうに
瞳を潤ませる陽菜の顔。



可愛すぎて
誰にも見せたくなかったから。






☆俺だけに見せて END☆