俺だけに見せて


いやぁ……

なんだよその
可愛いすぎる願い事は。



もっと早くに打ち明けろよ。


って。

陽菜との関係が
壊れるのが怖くて

告白できなかった俺が
一番悪いんだけどさ。






「なぁ、陽菜」


「ん?」




「明日も朝起きたら
 俺の部屋に向かって
 パンパンってやれよ」


「なんで?」



 なんでって……

「それは……」




陽菜に毎朝伝えたいから。

大好きだって。



うわっ。恥ずすぎ。

言葉にするの無理。




ここ、教室だし。

カーテンの向こうには
クラスメイトがウジャウジャいるし。