俺だけに見せて






「毎朝、亮くんの顔が見たくて
 パンパンって
 手を叩いてたんだからね」



「1日笑顔でいられるように
 願ってたんじゃ?……」



「あれは……嘘……」



嘘?



「だって本当のこと言うの
 恥ずかしかったんだもん」



陽菜は本当に
俺のことが好きなのか?



不意討ち過ぎて
脳がついていかないし……




「でも私……
 毎朝お願い事はしてたよ」



「なんて願ってたわけ?」




「亮くんが……」



「俺が?」




「幼馴染みじゃなくて
 私の彼に
 なってくれますようにって」