俺だけに見せて





目を閉じ
空気を吸い込んだ陽菜。



ギュっと唇をかみしめると
ウルウルな涙目を
俺の瞳に突き刺してきた。




「今から私
 変なこと言っちゃうよ」



「だから、早く言えって」



「絶対にひかないでよ」


「わかったから」



「あのね……」



「……」



「中学のころから……
 ずっと亮くんに
 言いたかったことなんだけどね……」



「だから、なに?」



「私はイヤだったよ。
 亮くんと幼なじみだってこと」



「……えっ?」




「だって亮くん
 女子からすっごく人気だし。
 幼なじみってだけで
 嫌味なこと言われちゃうんだもん」





……なに

……それ?