俺だけに見せて




陽菜の頬が、ゆっくりと
俺の胸元から離れていく。



床に視線を
突き刺したままの陽菜。

顔を上げる気配がない。




そのだんまりが答え?


俺を瞳に映さないことが
陽菜の想い?



それって……


――俺とは
  幼さ馴染みのままでいたい。


そういうこと?