シャルロットは見られていたことを全く気付いていなかったようで、目を丸くする。

「声をかけてくださればよかったのに」
「楽しそうだったから、水を差しては悪いと思った」
「陛下は一緒に遊んでくださるでしょう?」

 シャルロットはにこりと笑うと、すっくと立ち上がる。

「侍女が出払っているので、お飲み物を用意します」
「お湯がないだろう」
「それくらいなら大丈夫です」

 シャルロットは水差しからポットに水を入れると、そのポットに手を当てる。暫くすると、ポットの注ぎ口からは白い湯気が立ち上った。

「すごいな。それは魔法か?」

 エディロンは驚いて感嘆の声を漏らす。