遠藤くんには敵わない

「迷惑なんやけど。親切を好意と履き違えんで」

「え……」



……え、麗くん?

麗くんの声だよね。それは分かるけど必死の告白を迷惑って……。

聞き間違いじゃないなら、かなりひどいこと言ってない?



「しかも家まで来るとかありえんし」

「それはごめんなさい、でも……」

「帰って、迷惑」



聞いたことのない冷たい声。

私に言われてるわけじゃないのに泣きそうになった。

帰ってと言われた女の子は、相当ショックだったのか何も言わず走ってどこかへ行ってしまった。

……まずい、見てはいけないものを見てしまった。

とにかく心と頭を整理するために家に戻ろう。



「覗き見とかタチ悪いっちゃない?」