遠藤くんには敵わない

え、もしかして彼女?

そうだよ、麗くんあんなにかっこいいんだから彼女くらいいてもおかしくない。

ショックを受けて立ち去ろうとしたけど、こういう時ってなぜか足が動かない。

仕方なく聞き耳を立てる形になってしまった。



「何?」

「その……麗くんのこと、好きです!私と付き合ってください」



って、ええーっ!告白!?

そうだとしたらますます嫌なんだけど!

密かに片想いしてる人に彼女ができる瞬間なんて遭遇したくない。



「……はぁ」



告白の返事が聞きたくなくて忍び足で家に戻ろうとした。

けどあれ、なんかため息が聞こえた気が……。