悪女たちの女子会

一日のうちに二回も告白されて、あたしはちょっと疲れていた。

しばらくは告白されたくないな~と思っていたら、次の日も、次の次の日も、そのまた次の日も、グループの男の子たちに呼び出された。

ショウタ。
マサ。
ミキオ。
みんな、焦りすぎじゃない?

疲れていたけど、三日連続――カイトとノゾムに告白された日も含めれば四日――でメンバー全員から告白されたものだから、あたしはちょっと面白くなってきちゃって。

抜けようと思っていたグループだけど、もうちょっとここにいることにした。だって、楽しそうじゃん?


以来、あたしは五人全員と付き合ってはないけど、二人でよく出かけるような仲、になった。

「みんなには内緒だよ。ばれたら大変だからね」

全員にそう伝えておいたおかげで、みんなで遊ぶときはカイト事件が起きる前と同じように楽しく遊んだ。

みんなでカイトの家にお泊りもした。


みんなで遊ぶときは友達みたいに遊ぶ。

その一方で、二人きりのときは恋人っぽく過ごした。

男の子たちは自分だけがあたしに選ばれたと思っている。

本当は日にちを変え場所を変え、五人それぞれと二人きりで会っているのに。

みんな知らない。

あたしだけが知っている。

なんて面白い遊びなの。


いつかみんなにばれるかもしれない、という緊張感も良い味を出していた。

でも、一ヵ月もすればこの秘密ごっこにも飽きてきた。


あたしはこの頃、高校に好きな人がいて。

同じクラスに転校してきたその男の子はスポーツもできて頭もよくて、みんなを笑顔にするようなことを言う子だった。

好きになるのに時間はかからなかった。

向こうもあたしのことが好きだと、視線でわかった。


だから。

グループのみんなとは今度こそお別れだと思っていた。

いい加減全員と別れるのはいいとして、なんて言って別れようか……。


考えている矢先だった。

あたしの行いがみんなにばれたのは。