悪女たちの女子会

残念なことに。

マイカがいなくなったところで、グループの空気はそんなに変わらなかった。

可哀想なマイカ。いてもいなくても変わらないなんて。

男の子たちも薄情だなぁ。あたしも人のこと言えないけど。

どこかに遊びに行って楽しむ。それだけで楽しくて、マイカのことなんてすぐに忘れた。


でも。

楽しかったのはほんの少しの間だけだった。


A高で食中毒が発生したらしい。

家庭科の調理実習でA高の子たちはみんなやられたんだとか。

グループの男の子たちは五人中四人がA高だった。


そんなわけだから、あたしはA高の生徒じゃないカイトと二人で遊ぶことになった。

もともとみんなで集まる予定だったんだけど、まあ食中毒ならしょうがないってことで、二人で夜通し遊んだ。

オールでカラオケした。

ただそれだけだったんだけど、なぜかカイトの家に泊まったことになってて。


食中毒から復活したA高の男の子たちは不満そうだった。

カイトと付き合ってたのか、と。

あたしは「え?!」と大きな声で大袈裟に驚いて見せた。

みんなびっくりして黙った。

その隙に説明した。

「オールでカラオケしただけだよ?! ていうか、みんなを置いて行くはずないじゃん。カイトの家にお泊りならみんなで、しよ?」

なんていうのは嘘だ。

このグループにも飽きてきたことだし、そろそろ抜けようと思っていた。

あたしがみんなでカイトの家に泊まることなどない。

そんなあたしの本心にA高の男の子たちは一切気付かず、あたしの言い分に納得した。