あたしが潰したのは、A高の人たちを中心に構成されたグループだった。
そこにあたしは入れてもらえた。
きっかけは確か……ノゾムだった。
美香子が多忙で一緒にいられなかった頃――たぶんマキセ君のところに入り浸ってた時期だ――に、退屈で町をひとりぶらぶらしていると声をかけられた。
カラオケに誘われて、そのときグループのみんなと仲良くなって。
その日は連絡先を交換するなりすぐに解散したけど、次の日また遊ばないかと誘われて。
遊んでるうちに仲良くなって、あたしもグループに入れてもらえることになった。
好都合だった。
一人でぶらぶら歩いていると、色んな人に声をかけられて面倒だったから。
ノゾムもその一人だったけど、まあ彼は遊べば楽しそうだったし、結果的にグループに入れたんだから誘いに乗ってよかったと思う。
グループの溜まり場だというA高の旧校舎に連れて行かれたあたしは、そこで姫と出会った。
名前はマイカ。
彼女も美香子が姫の座を奪ってやったという相手と似たようなタイプだった。
男の子が守ってあげたいと思うような可愛い子。
小動物みたいで、人懐っこい。
髪はくるくるしててふわふわ。目は大きく、唇はきゅっとしてて小さい。
低い鼻はちょっと残念だったけど。
マイカに対して、あたしはどんな気持ちだったかというと、美香子と同じだ。
嫌いではないけど、ムカつく。
中途半端なくせに、私たち可愛いばかりに苦労するよねっ、なんて同類扱いされたからだ。
それさえなければ、マイカは歌が上手くてカラオケに行けば盛り上がるし、可愛い雑貨屋さんとか良いお店を知ってたから、一緒にいて得ではあったけど。
でも、マイカに一つ聞いてやりたかった。
あんたは『二番目』に恨まれて苦労したことあるの?
そこにあたしは入れてもらえた。
きっかけは確か……ノゾムだった。
美香子が多忙で一緒にいられなかった頃――たぶんマキセ君のところに入り浸ってた時期だ――に、退屈で町をひとりぶらぶらしていると声をかけられた。
カラオケに誘われて、そのときグループのみんなと仲良くなって。
その日は連絡先を交換するなりすぐに解散したけど、次の日また遊ばないかと誘われて。
遊んでるうちに仲良くなって、あたしもグループに入れてもらえることになった。
好都合だった。
一人でぶらぶら歩いていると、色んな人に声をかけられて面倒だったから。
ノゾムもその一人だったけど、まあ彼は遊べば楽しそうだったし、結果的にグループに入れたんだから誘いに乗ってよかったと思う。
グループの溜まり場だというA高の旧校舎に連れて行かれたあたしは、そこで姫と出会った。
名前はマイカ。
彼女も美香子が姫の座を奪ってやったという相手と似たようなタイプだった。
男の子が守ってあげたいと思うような可愛い子。
小動物みたいで、人懐っこい。
髪はくるくるしててふわふわ。目は大きく、唇はきゅっとしてて小さい。
低い鼻はちょっと残念だったけど。
マイカに対して、あたしはどんな気持ちだったかというと、美香子と同じだ。
嫌いではないけど、ムカつく。
中途半端なくせに、私たち可愛いばかりに苦労するよねっ、なんて同類扱いされたからだ。
それさえなければ、マイカは歌が上手くてカラオケに行けば盛り上がるし、可愛い雑貨屋さんとか良いお店を知ってたから、一緒にいて得ではあったけど。
でも、マイカに一つ聞いてやりたかった。
あんたは『二番目』に恨まれて苦労したことあるの?

