悪女たちの女子会

「お邪魔しましたァー」

ひとしきり笑ったあと、美香子の家を出た。

泊まってもよかったんだけど、明日、美香子は早朝から彼氏とデートに出かける。だからあたしは家に帰ることにした。


美香子と話すのは楽しい。

彼女は美しかった。あたしと同じくらい。

初めて会ったのは中学一年生のとき。同じクラスで、出席番号順の席が隣だった。

同類同士、悩みもよく似てて。

それだけじゃない。メイクや服の好みも一緒だったから、あたしたちはあっという間に仲良くなり、今じゃ親友、いや盟友、ソウルメイト?

ま、とにかく特別ってことだ。

なんといっても趣味が一緒! 姫の座を奪う。この上ない娯楽だ。この気持ちを分かち合えるのは美香子しかいない。


今回はグループ崩壊にまで至ったけど、あたしはマイカ――グループの元姫――を潰せた時点でだいぶ満足していた。

その後はおまけ、みたいなものだ。


……でも。

これからは、姫の座を奪うなんてこと、やめないとな。


帰り道、あたしは夜空を見上げながら小さくため息をついた。

美香子には言ってないけど、マイカは自殺していた。