「どういうことだよ、これ!」
溜まり場にしているA高の旧校舎で、ショウタが見せてきたのはノゾムのSNSだった。
ノゾムが一人でピースしてる写真。
自撮りのそれをよくよく見てみれば、ノゾムの後ろのほうにすごく小さいけどあたしの後ろ姿が映っている。
写真に添えられたメッセージは「友達とパンケーキ」。
語尾には歯をむき出しにして笑う絵文字とピースの絵文字が並んでいた。
SNSにあたしのこと書かないでね、というのは全員に伝えていることだった。
あたしの名前を出すのもダメ。写真なんてもってのほか。
あ、でも名前は出さないで、SNS上では友達ってことにするなら、あたしと遊んだこと、書いてもいいよ。
ほら、あたしSNSがきっかけでストーカーに遭ったことあるから……。
そう言ったのに。
ノゾムは失敗した。
「ごめん、まさか映ってるとは思わなくて、載せちゃった……」
小声で弁明するノゾムは肩身が狭そうだった。
意図せず匂わせをしてしまうとは、いかにもノゾムらしい。
「みんなに聞いたんだ。麻夜、お前、いったい誰と付き合ってるんだ」
カイトが言った。
溜まり場には黙ったままだけどマサもミキオもいる。
すぐにわかった。ノゾムのSNSを見て、カイトはあたしを疑った。
そしてみんなと連絡を取って、あたしの悪事を調べ上げたんだ。
ついにばれちゃったかぁ。
なら、もう潮時だ。
「あの……あたし、そんなつもりじゃ……」
観念したあたしは、目に涙を浮かべて見せた。
みんな一瞬おろおろしたけど、すぐに騙されるものかと背筋を伸ばした。
「泣いたって許さねぇからな」
「その顔に騙されたんだ俺たちは」
「サイテーだな」
ショウタとマサ、ミキオが口々にあたしを責め立てる。
あたしは泣くことしかできなかった。
だって、泣いてるだけで解決するから。
教室の外にはあたしの正真正銘の彼氏のケントが潜んでいた。
溜まり場にしているA高の旧校舎で、ショウタが見せてきたのはノゾムのSNSだった。
ノゾムが一人でピースしてる写真。
自撮りのそれをよくよく見てみれば、ノゾムの後ろのほうにすごく小さいけどあたしの後ろ姿が映っている。
写真に添えられたメッセージは「友達とパンケーキ」。
語尾には歯をむき出しにして笑う絵文字とピースの絵文字が並んでいた。
SNSにあたしのこと書かないでね、というのは全員に伝えていることだった。
あたしの名前を出すのもダメ。写真なんてもってのほか。
あ、でも名前は出さないで、SNS上では友達ってことにするなら、あたしと遊んだこと、書いてもいいよ。
ほら、あたしSNSがきっかけでストーカーに遭ったことあるから……。
そう言ったのに。
ノゾムは失敗した。
「ごめん、まさか映ってるとは思わなくて、載せちゃった……」
小声で弁明するノゾムは肩身が狭そうだった。
意図せず匂わせをしてしまうとは、いかにもノゾムらしい。
「みんなに聞いたんだ。麻夜、お前、いったい誰と付き合ってるんだ」
カイトが言った。
溜まり場には黙ったままだけどマサもミキオもいる。
すぐにわかった。ノゾムのSNSを見て、カイトはあたしを疑った。
そしてみんなと連絡を取って、あたしの悪事を調べ上げたんだ。
ついにばれちゃったかぁ。
なら、もう潮時だ。
「あの……あたし、そんなつもりじゃ……」
観念したあたしは、目に涙を浮かべて見せた。
みんな一瞬おろおろしたけど、すぐに騙されるものかと背筋を伸ばした。
「泣いたって許さねぇからな」
「その顔に騙されたんだ俺たちは」
「サイテーだな」
ショウタとマサ、ミキオが口々にあたしを責め立てる。
あたしは泣くことしかできなかった。
だって、泣いてるだけで解決するから。
教室の外にはあたしの正真正銘の彼氏のケントが潜んでいた。

