「ちょ、なに…」 私は慌てて離れようと試みるも、早坂くんは離そうとしない。 何?何で抱きしめられてるの? 早坂くん、何も言わないし。 「あの。早坂くん…」 「何?」 「何してるの」 「分かるでしょ」 早坂くん。何か、緊張してる? 抱きしめられたままで顔は見えないけれど。 「俺も高校生活でやり残した事あるって言ったじゃん?」 この前も言っていた。 何かは教えてもらえなかったけど。 「今、終わらせていい?」 「……」 「俺もあかりの事が、好き」