~姫side~
10分後、帰る人も出始めたころ、私と陽太は、黒と蒼生に呼び止められた。
黒&蒼生「S高校に行くことにした」
姫「えっ?」
黒「今まで黙っててごめんっ」
私と陽太は言葉を失った。
黒が泣き始めた。
いつも明るく笑っている黒が泣いている。
黒「ごめんっ」
そう言って、私を抱きしめた。
姫「黒、、」
陽太はスマホで何かを検索していた。
陽太「あれ、、? T高校とS高校ってこんな近いの?」
蒼生「そうなんだ。 だからっ」
黒&蒼生「これからも友達でいてほしい! 毎日一緒に通学したい!」
私と陽太は、顔を見合わせた。
姫「何言ってんの」
陽太「当たり前じゃん」
姫&陽太「これからもずっと友達だよ」
私たちがそう言うと、2人は抱き着いてきた。
私たちも2人を抱きしめた。
数分後、私たちは黒と蒼生と別れた。
その後、私は陽太に呼び止められた。
陽太「姫、ちょっと来て」
私は陽太について行った。