ソフィアの誕生日が四月三日の設定で、国王から婚約の話をもらったのが翌日の四月四日――設定そのままにソフィアは四月三日生まれなので、そのイベントは必ず起きるはずだと、その日まで、ソフィアはひたすら耐えた。
キーラや王妃、王子の嫌がらせにも屈せず、指を折って、ただひたすらに耐え続けた。
そして十五歳の四月四日、ソフィアは待ちに待った国王からの呼び出しを受けた。
ソフィアが前世の記憶を取り戻してから、九か月。この間、オリオンと綿密な打ち合わせもしたからきっと大丈夫。
(なんとしても、ランドールの妻の座を手に入れてみせる!)
そして、悪役令嬢ソフィアではなく、ランドール・ヴォルティオ公爵の妻ソフィアとして幸せな人生を送るのだ。
やばい、想像するだけでニヤけてくる。
最推しランドールの妻。
なんていい響きだろう。
呼ばれたのは国王の執務室ではなく、王の私室だった。国王と王妃は部屋を別に持っているので、ここには王妃の姿はない。
ソフィアはほっとした。
「ソフィア、おいで」
父王はソファにゆったりと腰かけて、にこにこと笑いながらソフィアを手招きする。
伯父と甥の関係だけあって、国王のシャープな顎のラインはランドールにそっくりだ。
瞳の色こそ濃いブラウン色でランドールと違うけれど、彼より少し茶寄りの赤毛をしている。こうして見ると、ランドールは王家の血を濃く引いているのだろう。
さすが王弟の息子。
キーラや王妃、王子の嫌がらせにも屈せず、指を折って、ただひたすらに耐え続けた。
そして十五歳の四月四日、ソフィアは待ちに待った国王からの呼び出しを受けた。
ソフィアが前世の記憶を取り戻してから、九か月。この間、オリオンと綿密な打ち合わせもしたからきっと大丈夫。
(なんとしても、ランドールの妻の座を手に入れてみせる!)
そして、悪役令嬢ソフィアではなく、ランドール・ヴォルティオ公爵の妻ソフィアとして幸せな人生を送るのだ。
やばい、想像するだけでニヤけてくる。
最推しランドールの妻。
なんていい響きだろう。
呼ばれたのは国王の執務室ではなく、王の私室だった。国王と王妃は部屋を別に持っているので、ここには王妃の姿はない。
ソフィアはほっとした。
「ソフィア、おいで」
父王はソファにゆったりと腰かけて、にこにこと笑いながらソフィアを手招きする。
伯父と甥の関係だけあって、国王のシャープな顎のラインはランドールにそっくりだ。
瞳の色こそ濃いブラウン色でランドールと違うけれど、彼より少し茶寄りの赤毛をしている。こうして見ると、ランドールは王家の血を濃く引いているのだろう。
さすが王弟の息子。


