きっとあなたは、信じられないでしょうね

あの卒業から、いくつもの季節を見送った今…

背中まで髪を伸ばして、スカートにパンプスを履いて、薄化粧もしてる

一人称が「私」というのも、すっかり板についてきたわ

あなたの知らない人たちと、幾つか恋も経験して

私…まさか、あの頃はこんな女になるなんて1%も思わなかった


でもね

私は私で、別人になった訳じゃない

かつての「俺」が、今の私に繋がっているの

あの時感じた切なさの正体は、今も判らないまま

きっと、判らないからこそ美しいのでしょう

あなたが今、幸せでいてくれることを、そっと願っているよ…