後輩くん、本性注意。

「えっ、ちょっと待って・・・!」


東雲くんが離してくれないんだけど・・・!


と思ったら、走り出しかけてたみっちゃんは途中で止まった。

さっとスマホを取り出して誰かからの電話に出る。


「・・・うん。・・・だめやよ?今から莉那と家いくとこ。・・・は?・・・教室。・・・確かにええけど」


ちょっと話して、すぐに電話を切る。

そして振り返ったみっちゃんは、ぱんっと両手をあわせた。


「めやぐだ莉那、ちと用事入った。莉那も部活の挨拶とかあるやろーし、10分後に昇降口集合で良い?」

「別に気にしないけど・・・大丈夫?勉強明日にしないでも」

「だいじょぶだいじょぶ!そんなにごっつぅ大事なやつやないしさ」


あとからや〜、と言って走って教室を出て行ってしまった。