「せっかく引き留められてたのに、てめぇ何してくれとんじゃこらぁぁぁ・・・!」
「莉那先輩は美術部部活動に参加するという学生としての責務がありますゆえ」
「うるさい!莉那はうちっち来るんじゃあぁぁぁい!」
ガタン、と机が動いたのは、みっちゃんが机越しに私を捕まえようと前のめりになったから。
なのに私が捕まらなかったのは、東雲くんが・・・私を自分の方に引き寄せたから。
――そしてふわっと香ったのは、清潔で、どこか優しい香り。
腰に手をまわされたのも相まってか、安心して身を委ねられるような心地よさをほんのり感じてしまう。
「そんな剣幕で連れ去られるなんて危険を感じますね。それくらいなら俺の家に連れて帰りますよ」
「そっちの方が危ないやろがい・・・!」
「それは柏先輩次第でしょう。不安要素がなければ俺もそんな真似しませんよ」
そういえば・・・東雲くん、こうしてみると思ったより背が高い。
そっか、体が近いから自分と比較しやすくなったんだ。
ちょっと見上げる形で、東雲くんの目の高さを確認する。
・・・私との差は6センチから9センチってとこかな。
なんてことを考えてたら、また予期せずぐいっと腰を引き寄せられた。
「・・・ひゃっ⁉︎」
「ああーもう、今日は課題見てもらうんだよ。あんたなんかに捕られてたまるかっつー・・・」
「莉那先輩は美術部部活動に参加するという学生としての責務がありますゆえ」
「うるさい!莉那はうちっち来るんじゃあぁぁぁい!」
ガタン、と机が動いたのは、みっちゃんが机越しに私を捕まえようと前のめりになったから。
なのに私が捕まらなかったのは、東雲くんが・・・私を自分の方に引き寄せたから。
――そしてふわっと香ったのは、清潔で、どこか優しい香り。
腰に手をまわされたのも相まってか、安心して身を委ねられるような心地よさをほんのり感じてしまう。
「そんな剣幕で連れ去られるなんて危険を感じますね。それくらいなら俺の家に連れて帰りますよ」
「そっちの方が危ないやろがい・・・!」
「それは柏先輩次第でしょう。不安要素がなければ俺もそんな真似しませんよ」
そういえば・・・東雲くん、こうしてみると思ったより背が高い。
そっか、体が近いから自分と比較しやすくなったんだ。
ちょっと見上げる形で、東雲くんの目の高さを確認する。
・・・私との差は6センチから9センチってとこかな。
なんてことを考えてたら、また予期せずぐいっと腰を引き寄せられた。
「・・・ひゃっ⁉︎」
「ああーもう、今日は課題見てもらうんだよ。あんたなんかに捕られてたまるかっつー・・・」

