思わず「わーい」と言って頷いてしまいそうになったゆりだったが、ピタリと動きを止めて少し考え込んむ。 恋のことだから、きっと見返りとかを考えていると思う。いや、そうに違いない。 (スペックだけは完璧な恋は、こういう時は頭の回転が速いもんね・・・・・・) 「ゆ、ゆりちゃんが嫌ならいいんだよ?・・・・・・良いって言うなら食費もオレが出すけど・・・・・」 「よろしくお願いします。」 即答。 なんだそれ。めちゃくちゃメリットしかないじゃないか。