【side百合】 

 
「ゆりちゃーん!朝だよー」



 パチッ



 よく晴れた日の朝。



 気持ちよく眠っていた百合を起こしたのは煩わしい恋の声だった。



「・・・・・・今、何時?」
「6時ー!」
「ん、寝るねバイバイ」



 6時・・・・・・あと30分も寝れるじゃないか。