いくらイケメンだからって、何をしても言いわけじゃない。まぁ・・・・・人によるけど。恋はだめだ。



 こいつのせいで・・・・・・私がどれだけ苦しんだか。(彼氏ができなくて)


 
 思い出すだけで、はらわたが煮えくり返るようだ。



 小中の、友達と呼べる人間すら少なかった頃の苦い思い出を思い出し、目の前にいる恋を刺したくなった。自分はモテたくせにっ!



(ふぅ・・・・・・・)



「とりあえず、今日は帰って!!!眠い!」
「わかった」



 以外にも素直に引き下がった恋に驚きながらも「さようならっ!」とそのまま外に放り投げる。



「もう入って来ないでよ!」



 ガチャンと、ものすごい大きな音を立てながらとドアを閉めた百合。