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「・・・・・うわぁーすご!・・・・本当に逃げてきたんだ私・・・・・・・」







 いくつもの段ボールが積まれた状態の新しい部屋を見渡すと、満足そうに頷く。





「”アイツら”から全力で逃げて、絶対に幸せになってみせるんだから!!!」






 真新しく、誰もいない虚しい部屋の中で一人。






 ーーーーーーー強い思いを瞳に宿した少女は、声高らかに宣言したのだった・・・・・・・