世界が終わる日に、俺は君の手を握る。

しばらくして試合形式の練習が終わり、最後の体操の時間になった。ダウンと言うらしい。

集中していたら気づけば夕方になっていた。
私はハッとして、額の汗を拭い、水を喉に流し込んだ。

再度コートに目をやると、繫ちゃんが脇の方でせっせと片付けをしている。

マネージャーは選手よりも大変なのではないかと、時折思う。

バスケ部はサッカー部ほどでは無いが、数名マネージャーが存在している。
マネージャーの全員が女子。
しかし、片付けしているマネージャーは繫ちゃん1人だった。
他の女子はコートの端に集まって、何やら男子を見て騒いでいるようだった。

これは噂だが、女子マネージャーのほとんどが男子目的で入部したそうだ。

最初は繫ちゃんもその1人だと思い込んでいたが、
バスケ部の練習や試合を何回も見ているうちに、別の想いが繫ちゃんにあるのだと気づいた。