世界が終わる日に、俺は君の手を握る。

佳世ちゃんと高光くんが楽しげに去っていくのを見送り、嘉凛ちゃんが「じゃあ私も帰るね!スケッチだっけ?がんば!」と手を振って去っていくのを、私は笑顔で見送った。

私はスケッチブックを手に、足早に体育館へ向かった。


体育館は午後も熱気で溢れかえっていた。

2階の観客席から練習風景をスケッチしていく。
動いているものをスケッチするのは難しい。
だが、私は胸が高なった一瞬を捉えて絵にしていくのが好きだ。

試合形式の練習だろうか。
5人2チームに別れ、戦っている。

3年生の先輩がボールを捌く。
小林くんがスリーポイントシュートを決める。
裕也がドリブルしてシュートを決める。
繫ちゃんが怪我をしたチームメイトの処置をする。

一つ一つの場面を、私は見逃さないように集中する。