「あ、先輩!おはようござ…」
「アサヒー!おはよう〜。今日はどこ行く?」
先輩に話しかけようとすると、姫川先輩に邪魔される。
たぶん道宮先輩は私が声をかけようとしていることさえ知らないと思う。
だからこそ道宮先輩に話しかけたいのに。
少し先輩と気まずくなってから3日間ぐらいは毎日話しかけようとしたけど、全てを邪魔されるので、もう最近はあまり話しかけようとしていない。
姫川先輩の思うツボだって、わかってるんだけど。
「…ハリナはどこに行きたいの」
道宮先輩だって、最初は姫川先輩を無視してたのに。
「うーんとねぇ、ハリナ駅前に新しくできたカフェに行きたい!」
「…じゃあ放課後行こうか」
「やったぁ!アサヒ大好き!」
いやだ。
もう2人を見ていられなくてどこかに行こうとしたその時、私に背を向けていた姫川先輩がクルッと振り返って、
『ざ・ま・ぁ・み・ろ♡』
と、意地悪く笑いながら口パクで私に言った。
私はそれを見ても、ただ唇を噛み締めるだけで、それ以外なにもできなかった。
「アサヒー!おはよう〜。今日はどこ行く?」
先輩に話しかけようとすると、姫川先輩に邪魔される。
たぶん道宮先輩は私が声をかけようとしていることさえ知らないと思う。
だからこそ道宮先輩に話しかけたいのに。
少し先輩と気まずくなってから3日間ぐらいは毎日話しかけようとしたけど、全てを邪魔されるので、もう最近はあまり話しかけようとしていない。
姫川先輩の思うツボだって、わかってるんだけど。
「…ハリナはどこに行きたいの」
道宮先輩だって、最初は姫川先輩を無視してたのに。
「うーんとねぇ、ハリナ駅前に新しくできたカフェに行きたい!」
「…じゃあ放課後行こうか」
「やったぁ!アサヒ大好き!」
いやだ。
もう2人を見ていられなくてどこかに行こうとしたその時、私に背を向けていた姫川先輩がクルッと振り返って、
『ざ・ま・ぁ・み・ろ♡』
と、意地悪く笑いながら口パクで私に言った。
私はそれを見ても、ただ唇を噛み締めるだけで、それ以外なにもできなかった。