そして私はお母さんに、チハル、もう上がっていいよー!と言われたので、自分の部屋に戻った。


 私はすぐにベットにダイブした。


 …私って、先輩にとって特別なのかな。まぁ、ニセカノだし、変な関係ではあるんだけど。


 でも、先輩が素のビター王子を見せるのって、たぶん私だけだと思う。


 …あの時、ブラックを出して、本当に良かった。


 …これから私、どうなるんだろう?…どうしたいんだろう。


 そんなことを考えていると、唐突に睡魔が私を襲い、深い眠りへと誘った。