「それがってここから、花崎さんは出られないの」

普通に、出られるけど

「だから、俺と付き合わなかったら花崎さんは出られないんだよ。どうする?ここに一生いるか、俺と付き合って出るか」

そんなの決まってる

「どっちもやですわ。ということで、早く帰ります」

「はぁ?出られるところなんてない」

あるのに…ここは、二階下だから、ベランダから飛び降りても問題ない

それに、木が近くにあるからそこに着地すれば怪我もしなくて済

「ふふ、あるじゃない。」

よし!気にうまく着地できた

「なぁ!でも、これはどうそよもないだろ!」

そう言って、木の周りに人が来た

「お前ら、その子を捕まえろ!」