私は、流下くんに空き教室に連れて行かれた

「今さっきなんで、あんなことしたの?」

恥ずかしくて、まだ顔が赤い

「さっきのって、耳噛んだこと〜?」

かぁぁ〜

「言わないで!」

恥ずかしくなって、また顔が赤くなった

「本当、小実は昔から可愛いよね」

「なんか言った?」

廊下の声がうるさくて、聞こえなかった

「うんんなんにもないよ〜」

「それより、授業が始まるまでぎゅってさせて」

「恥ずかしくて無理だよ…」

「だめ?」

うぅ

「少しだけなら」

本当に昔から、この顔には逆らえない