「それより、なんで私はゆうちゃんと一緒に、登校しちゃだめなの?」

登校するくらいは、別にいいよね?

「なんでって、小実ちゃんは僕と一緒に登校するんでしょう?」

そう言って、うるうるした瞳を向けてきた

うぅ、私がこんな顔されたら断れないって知ってるのに

「ふざけないで頂戴。小実は、私と一緒に登校するの」

「何いってんの?僕とだよ〜?」

あれ?これって私の取り合いになってる?

そう思ったら、流下くんがゆうちゃんに近づいてなにか話していた

「…」

「はぁーしょうがないわね。登校の権利はお前に上げるわ」

ゆうちゃん、流下くんのことお前呼びになってる

それより、何話したんだろう?

「やった〜毎日小実ちゃんと一緒に登校できる〜」