【今から、蒼葉公園に来てくれないか?】 急いで制服に着替えて、一応スクバの中身を確認してから、寝ている家族を 起こさないように玄関を出る。 そして、現在に至るという訳なのだが。 今の気分は自分でも驚くほど喜びで満ちていた。 真っ暗な夜道は、外灯が頼りだけなのに全く怖くない。 那緒にようやく会えるんだ、話せるんだという気持ちで心が、いっぱい だったからこそ、へっちゃらだったんだと思う。