授業が始まるまでまだ時間があるなと思って、机の上にスマホを置いて、 操作するわたし。 すると、廊下から声が聞こえてきた。 「あ~、マジだる~」 「暇だね~」 そんな不満をもらしながら教室に入って来たのは、私服姿でオシャレな 恰好をした二人組の女の子だった。 二人とも、腰まで伸びたロングの黒髪をしていて、名前は知らないが、 高1の時、わたしに話しかけてきた子だ。