「ねぇ、ちょっと」 「え?」 聞き覚えの無い声に振り向き、わたしは思わず後ずさりした。 何故か目の前には、朝、那緒と一緒にいた女の子二人が立っていたから。 けど、そんなわたしの反応にお構いなしに、話しかけてきた女の子二人組は、 誰もつかわれていない教室に、わたしを引っ張り込む。 そして、わたしを壁に追いやってから、こんな質問を投げかけてきた。 「あんた、最近、那緒と一緒にいるよね? 一体どういう関係?」