相変わらず金色の髪は目立っていたけど、わたしがそれ以上に気になった のは………。 背の高い那緒の両腕に、それぞれ絡みついている女の子二人の姿。 その女の子二人は、髪を茶髪に染めてメイクまでしていて、一応制服を 着ていたが、スカートが異様に短い。 そして、わたしを見るなり、睨みを利かせている。 わたしはつうっと背中に冷や汗が流れるのを感じた。 「えーっと、わ、わたし邪魔だよね! じゃ、じゃあね那緒!!」 「えっ!? ちょっ、おい出萌!?」